課外活動「自然✖︎スポーツ」
信州は自然が豊かなので自然の中で過ごす経験をしていると思われがちですが、近いと「いつでもいける」と思って意外と経験していない人が多いです。今回は自然とスポーツを体験して心と体をリフレッシュしよう!ということで、飯綱町にある上倉荘に行ってきました。
長野駅に集合して北しなの鉄道に乗ります。北しなの鉄道は長野駅から妙高高原駅まで走るローカル線です。長野、北長野、三才、豊野とりんご畑の中を走り、牟礼駅で下車しました。余談ですが、三才駅は3歳児の人気スポットです。車掌さんの帽子を借りて写真撮影してもらえますよ。

最初に経験したのはブッシュクラフトです。ブッシュクラフトは、森林などの自然環境の中における生活の知恵の総称で、自然の中で生活していくための技術を体験してきました。ブッシュクラフトに必要な道具はナイフだそうです。ナイフを使って箸やカップなどを作るそうです。今回は焚き火をするための薪を自分たちで作りました。講師のTさんからナイフの使い方を丁寧に教えて頂きました。こんなに大きなナイフは使ったことがないので、生徒だけでなく私たち大人もドキドキです。薪だけでは着火が難しいとのことで、さらに火がつきやすくなるように細く割った薪の先を羽毛のように削り「フェザースティック」を作りました。




薪はファイヤースチールという道具を擦って着火します。擦る角度と力加減が難しく、火が出た時は「おーっ!」と歓声がおこりました。曇り空だったので少し肌寒かったのですが、焚き火のおかげで体が芯から温まりました。


ご飯はアルミ缶を使って炊きました。これでご飯が炊けるのか半信半疑でしたが、20分くらいで食べごろになりました。外で食べるご飯は最高ですね!空き缶の大きさとお米と水の量には黄金比があるそうです。


午後は体育館に移動してサバイバルチャンバラを体験しました。サバイバルチャンバラは、片手にスポンジ製の剣をもち、反対側の腕につけた風船を落とし合うスポーツです。みんな初めてなので、まずはやってみよう!ということでチーム戦をしました。やってみると奥が深い!体格や運動神経の差はあまり関係なく楽しめました。本気になりすぎて、スポンジの剣を5本も折ってしまいました…ごめんなさい(涙)

生徒たちの感想です。
ブッシュクラフトは山の中だやって結構寒かったですが、あまり自然の中に行ったことがなかったのでそれだけで楽しかったです。初めてやることに色々チャレンジできて楽しかったです。
飯綱に行ってやってみて思ったのは、僕がやりたかったブッシュクラフトが出来たことが凄く嬉しかったです、僕は小学校6年生の時にブッシュクラフトを知ってそれから自分でナイフを作り、作ったナイフでフェザースティックを作ったりしてたのが、ちゃんとしたナイフでしかも先生もいて教わりながら出来たのが楽しかったです。しかも自分の好きなことを学校の人達と一緒にできたのがすごく良かったです。チャンバラは食べ過ぎて少ししか出来なかったけど楽しかったし色んなところに目をやらないとやられてしまうので色んな事に応用できる事を学ばせて頂いたなと思いました。
知っている人の知らない一面が見れてよかった。大人たちを見るのが楽しかった。
今の子ども達はナイフを使って鉛筆を削ったり、火を扱ったりする経験が少ないので最初は嫌がられるかと思いましたが、好評だったので来年度も計画していきたいと思います。お世話になったNさん、Tさん、ありがとうございました!